CASE STUDY / PRODUCT DESIGN
便利さを足すより、
壊れにくくする。
ITAOTOSHI
CLIENT昭和コンクリート工業株式会社
水田の取水口に設置する半自動ゲート「イタオトシ」。電子化を重ねるのではなく、低コスト、長寿命、分かりやすさ、自分で修理できることを重視し、手作り試作を量産可能な製品へ再設計しました。

PROJECT SUMMARY
製品の条件と、
担当した範囲。
水田の取水口に設置する半自動ゲート「イタオトシ」。低コスト、長寿命、修理可能という思想をもとに、手作り試作から量産しやすい構造への再設計、耐候性を考慮した筐体設計、部品選定・配置を担当しました。
- CLIENT
- 昭和コンクリート工業株式会社
- PRODUCT
- 水田取水口用 半自動ゲート
- CONCEPT
- 低コスト/長寿命/修理可能/高耐候性
- ROLE
- 量産設計/筐体設計/部品選定・配置/製品ロゴ
PROJECT INFORMATION
見回りと調整の手間を、
単純な仕組みで減らす。
一般的な水田の取水口では、複数枚の木板を差し替えながら水量を調整します。「イタオトシ」は、ゲートを手動で開いて取水し、設定水位に達するとセンサーによって自動で閉じる半自動のゲート装置です。
発案は昭和コンクリート工業の小澤様。手作りの試作品がありましたが、そのままでは量産が難しく、製品化に向けた再設計が必要でした。

DESIGN CONCEPT
高機能化ではなく、
長く使えることを
価値にする。
既存のIT化されたゲート製品には、電子部品の故障、密閉構造による高コスト、本体やランニングコスト、ユーザー自身で修理しにくいといった課題があります。
イタオトシでは、できるだけ低コストで、一度購入すると数十年使えること、仕組みが簡単で分かりやすいこと、市販パーツを購入して自分で修理できること、ステンレスによる高い耐候性、発展途上国でも使えることを開発コンセプトとしました。
MAINTAINABILITY / STRUCTURE
壊れたら交換できる。
だから、長く使える。
長く使うためには、壊れないことだけでなく、故障したときに直せることも重要です。専用部品だけに依存せず、市販パーツを利用し、ユーザー側でも交換・修理しやすい構成を重視しました。
内部の部品選定と配置も、屋外で長期間使う製品としての保守性を考えながら検討しています。

PRODUCTION DESIGN
手作り試作を、
量産しやすい構造へ。
EPICHARISは、昭和コンクリート工業からの要望を具体化し、提案・試作・確認を繰り返しながら、量産しやすい形への再設計、耐候性を考慮した筐体設計、部品選定と配置を担当しました。

TEST / IMPROVEMENT
使われる水で、
改良型を確かめる。
製品化後も改良が行われ、改良型では泥水環境を想定した試験も実施されています。掲載写真は、その改良型を確認している様子です。
屋外で長期間使われる製品では、実際の使用環境に近い条件で確認しながら改良していくことも重要です。

PRODUCT IDENTITY
簡素さと機能性を、
製品名にも。
製品の設計とあわせて、「ITAOTOSHI」の製品ロゴも制作しました。機能を過度に飾るのではなく、屋外設備としての簡潔さと存在感を両立させるロゴタイプです。

PRODUCT DESIGN
製品の条件と使われ方から、
形を考える。
構想段階から、外観・筐体・量産を見据えた形状検討まで。必要な範囲からプロダクトデザインをご相談いただけます。