CASE STUDY / PRODUCT DESIGN

GUIDE LASER

PROJECT守のきこり ガイドレーザー

勘に頼っていた伐倒方向を、
レーザーで可視化する。

林業現場の安全性向上を目指して開発された伐倒方向指示装置。その製品開発において、エピカリスはプロダクトデザイン、3D CAD設計、ロゴ・広告制作までを支援しました。

  • Product Design
  • 3D CAD Design
  • Logo Design
  • Advertising Design
  • Product Development Support
木に取り付けられた赤い守のきこり ガイドレーザー
林業現場で使う伐倒方向指示装置

PROJECT INFORMATION

現場で使うための、
判断の手がかりをつくる。

林業の伐倒作業では、狙った方向へ安全に木を倒すことが求められます。守のきこり ガイドレーザーは、伐倒方向、立木の傾き、伐倒方向に対するチェーンソーの保持を視覚的に確認するための装置です。

エピカリスは、現場で使う道具としての筐体・操作方法を検討し、3D CADで形状を具体化する製品開発支援に加え、ロゴと広告によるコミュニケーション展開も担当しました。

PROJECT
守のきこり ガイドレーザー
CLIENT / DEVELOPMENT
株式会社藤興業ほか
CATEGORY
Product Design / Branding / Advertising
ROLE
Product Design / 3D CAD Design / Logo Design / Advertising Design / Product Development Support

BACKGROUND / CHALLENGE

安全に倒すための判断を、
現場で確かめられるように。

受賞資料では、伐倒作業時に生じる「かかり木」の危険を減らし、安全な伐倒を支援することが開発の目的として示されています。作業者の経験や感覚に依存しやすい判断を、レーザーによる可視化で補うことが目指されました。

製品の検討では、レーザーの向きだけでなく、装着方法、操作部、持ち運びやすさ、屋外で使うための筐体構成まで、現場使用を前提に複数の方向性を比較しています。

DESIGN PROCESS

現場で使う道具の形を、
複数の視点から探る。

操作性、装着方法、角度調整、携帯性。現場での使われ方を想定しながら、複数の方向から形を検討しました。

円形のダイヤルを中心にしたガイドレーザーの初期デザイン案
01

DIAL TYPE A

ダイヤルで操作と角度を検討する

資料に示された、ダイヤルを用いる初期案。
リング状の意匠を持つガイドレーザーの初期デザイン案
02

DIAL TYPE B

発光部を含む操作案を比較する

リング状の要素を持つダイヤル案。
丸みのあるマウス形状のガイドレーザー初期デザイン案
03

MOUSE TYPE

手のひらに収まる操作案

レバーと曲面形状を組み合わせた案。
細長くコンパクトなガイドレーザー初期デザイン案
04

COMPACT TYPE

携帯性を意識した小型案

収納性を考慮した細長い形状の案。
立方体を基調としたガイドレーザー初期デザイン案
05

CUBE TYPE

直方体を基点に機構を検討する

引き出し・角度調整を示す小型案。
固定クリップと脱着式アタッチメントの検討図
06

MOUNTING / OPERATION

装着と操作の関係を考える

固定クリップ、可動部、脱着方法を比較した資料。

HOUSING / 3D CAD / DETAILED DESIGN

形から構造へ、
図面で確かめる。

資料には、バッテリー、USB端子、スイッチ、取付部などを含む構成検討が残されています。ここでは、特定の機構設計を担ったと断定せず、屋外使用を前提とした筐体・操作部の検討として紹介します。

初期案から3D CAD、詳細設計・図面へと、部品配置と形状の関係を具体化していく工程を示します。

バッテリー、スイッチ、取付部を含むガイドレーザーの構成検討図
CADによる構造検討
ガイドレーザー開発機の3D CADレンダリング
3D CADによる形状・構造確認
ガイドレーザーの詳細図と断面図
詳細図面・断面図による構成確認
赤いガイドレーザーの完成実機
完成実機

PROTOTYPE / DEVELOPMENT

改良を重ねながら、
実機の段階へ進める。

旧ページでは、掲載写真を5世代目の開発機「V5」とし、開発当時に複数世代にわたる改良が進められていたことが記録されています。

工場での組立写真からも、設計検討が実機の開発工程へ接続していたことが分かります。現在の開発・量産状況を示すものではありません。

赤いガイドレーザーの部品が並ぶ工場での組立工程
開発当時の組立工程

BRANDING / COMMUNICATION

製品の価値を、
伝わる形へ。

製品本体のデザインに加え、ガイドレーザーのロゴと広告制作を担当しました。プロダクトの形だけでなく、製品を認識し、理解するための視覚的なアイデンティティまで一貫して整えています。

広告では、新人教育、技術確認、技量向上、安全作業という現場での価値を整理し、機能をコミュニケーションへ展開しました。

熟練技能士とガイドレーザーの価値を紹介する広告デザイン
Advertising Design — 熟練技を証明するための価値訴求
伐倒作業の安全を訴求するガイドレーザーの販促ビジュアル
Promotional Design — 制作当時の販促ビジュアル(現在の販売状況を示すものではありません)

RESULT / RECOGNITION

開発チームの一員として、
ものづくり日本大賞を受賞。

第9回ものづくり日本大賞
東北経済産業局長賞

案件名は「『かかり木』を発生させない『伐倒方向指示装置ガイドレーザー』で人の命と木を守る」。受賞資料には、開発チームの受賞メンバーとしてエピカリスの青谷孝が掲載されています。

東北経済産業局プレスリリース(PDF)受賞概要(PDF)

MEDIA

メディアでの紹介

2019年5月14日、ABS秋田放送「秋田スズキpresents フロンティア #75 安全を示す」で紹介されました。

ABS秋田放送「秋田スズキpresents フロンティア」番組アーカイブ

PRODUCT DESIGN

製品の条件と使われ方から、
形を考える。

構想段階から、筐体・操作方法・3D CADによる検討まで。必要な範囲からプロダクトデザインをご相談いただけます。